２０１２年１０月３１日（水）アクシースイミングスクールの企画した「ノルディックウォークと日帰り温泉ツアー」というイベントに参加した。

  当日は雨模様、アクシー中央スイミングスクール前に集合、「ホテル三川」のバスに乗車、９時出発する。当日の参加者は、スイミングスクールのコーチも含め、１２名である。誰もがノルディックウォークは初めての体験である。

  途中、岩谷の「将軍杉」を見学し、ホテル三川でノルディックウォークのポール（ストック）を積み込み、一路阿賀町津川の芦沢高原ハーバルパークに向かう。

  ここには、カエデなどの雑木林に囲まれた一周５００ｍの専用コースがある。中央の広場には、名前の由来になった各種のハーブが植えられ、高台にはレストハウスがあって、ここで出されるジェラードとハーブティーはおいしいという評判だ。

  ノルディックウォークは、スキーのような形をした専用のポールを使って歩くフィンランド発祥のスポーツで、最近日本でも愛好者が増えているということだ。

  幸い、この付近は雨が降っていない。周辺の山々もはっきり見える。インストラクターに早変わりした運転手さんから、ポールの使い方と歩き方の基本を学ぶ。ポールを利用したストレッチ運動をしたのち、コース内を３周、実際に歩いてみる。

  ノルディックウォークの特徴は、第一に、ポールを使うことで、姿勢がよくなり、正しい歩行ができる。歩幅を広め、ピッチを速めることで、速く歩くことができる。

  第二に、普段は使わない筋肉を使う全身運動なので、効率的にエネルギーの消費ができる。ストックを使うことで、ひざなどの関節のショックを和らげ、負担が軽くなる。ダイエットはもちろん、肩こりや腰痛などにも効果がありそうだ。この点は水泳とも共通点がある。意識的に速歩と緩歩を繰りかえせば、良い運動になるだろう。

  第三に、自然の中で歩くことによって、自然に会話が弾み、気持ちが浄化され、ストレス解消になる。

  登山でもダブルストックの愛好者が増えているが、使い方を教わった人は少なく、各自が自分の使いやすいように使っているだけである。確かに山登りでは、平坦路ではなく、凹凸のある変化のある斜面を歩くことになるので、臨機応変の対応が必要であるが、基本的なところを押さえておけば、負担の軽減につながると思う。

  ウォークのあとレストハウスで人気のジェラードを賞味し、ホテル三川に戻る。温泉に入って体をほぐし、特性弁当をいただいて、しばしくつろぐ。１４時ホテルを出て、途中阿賀の里や安田ヨーグルトの直営店に寄ってお土産を買い、充実した一日を終えた。（２０１２年１０月３１日）