八石ぼたん（シラネアオイ）の鑑賞会
長岡市小国町八王子集落の裏山で今年もシラネアオイが見頃を迎えた。シラネアオイは日本固有の高山植物と知られている希少植物で、八石山（494m）のような標高の低い山に自生する例は極めて少ない。地元では、八石ぼたんと呼び、毎年植栽して、大切に保護してきた。
今年も地主さんの好意で、期間限定（4/9 〜 5/10）で、植栽地を一般の人たちに開放していただいた。植生保護のため、これ以外の日は立ち入りできない。
5月４日（木）友人の夫妻を伴って、八石ボタンを鑑賞するため、山間のこの地を訪ねた。
小高い丘の上で、中学生のブラスバンドの演奏が出迎え、旧小学校の校庭にはテントが張られ、集落の人たち地元の山菜やおにぎり、笹団子を販売していた。
八王子神社参拝後、早速裏山の遊歩道に登ってみる。
咲いてる！咲いてる！柔らかな陽光に包まれて薄紫色の大輪の花が、遊歩道の両側に延々と続いている。中には１０輪以上の花をつけた大株もある。見物客は思い思いに立ち止まって、観察したり、写真に撮ったりして楽しんでいる。
帰りは地元の人の勧めもあって、山に向かって直進し、石川峠を越えて柏崎ICに出ることにした。石川峠から見る雪の残る新緑の米山の姿は絶景だった。(２０１７年５月４日)
■上の写真: 八石ぼたん（シラネアオイ）
(Ryoji Honda)
■八王子の八石ぼたん（シラネアオイ）
