本年度（２０１４年）びゅう東日本から谷川岳天神平散策日帰りパックが売り出された。期間は７月２４日から１１月３日まで、往復のＪＲ切符（新幹線指定を含む）、関越バス１日フリーパス、谷川岳ロープウェイ往復乗車券、それにお買いもの券（1000円）が含まれ、料金は１２，３００円で、大人の休日のクレジットカードを使えば、さらに５％引きとなり、大変お得である。ただし、２名以上の申込みが必要である。

  さっそく友人を誘い、このパックを利用して谷川岳登山を試みた。期日は連休中の中日９月１４日（日）である。

  新潟駅発7:15のとき306号に乗ると、上毛高原駅には、8:17に着く。上毛高原発8:35の関越バスに乗ると、谷川岳ロープウェイ駅には9:20に到着する。休日で、しかも人気の山だけあって、約１５分の乗車待ちがある。

  １０時に天神平を出発。時間を節約するため、右手の天神尾根をトラバースする道をとる。コースのかなりの部分が木道になっているので、歩きやすい。天神峠から下ってくる道と合うと、尾根を行くようになり、やがて避難小屋に着く。

  ここにはすでに大勢の登山者が足をとめており、前途多難が予想される。この先は傾斜がきつくなり、岩場に鎖などもあるから、登山者の渋滞を引き起こし、なかなか前に進まない。富士登山以来の渋滞登山だ。

  急な岩場の道を越えると、樹林帯を抜け、一気に展望が開ける。展望の良い岩の上には、人が鈴なりだ。えぐられた急な斜面をどんどん登ると、階段のある広い斜面に出て、肩の小屋が見えてくる。ここにも登山者がいっぱい、延々と山頂（トマノ耳）まで人の列が続いている。山頂で記念写真をとるのも順番待ちだ。

  その先のオキノ耳まで往復する。高山植物の咲く、展望の良い縦走路も、色とりどりのコスチュームとバックパックを着けた登山者で花が咲いているようだ。

  オキノ耳の先の岩場で昼食をとり、１時１５分には下山を開始する。下りも所々で渋滞が続き、予想以上に時間がかかる。天神平には、３時３０分に着いたが、ここでも３０分の乗車待ちがあり、４時過ぎたころにようやく乗車できた。おかげで、４時１５分のバスには乗れなかった。

  天気もまあまあで、群馬県側の山々（赤城山、武尊山、至仏山）はくっきり見え、人の多ささえ我慢すればよい登山だった。

  谷川岳ロープウェイ駅発５時の最終バス（この日は５時１５分の臨時便もあった）に乗り、水上駅には17:23に着いた。駅前の商店でお土産を買い、水上発17:43の普通列車に乗り、越後湯沢には18:17に到着した。18:32発のとき337号に乗り換え、新潟駅には19:20に着いた。